セラミック型
セラミック型
弊社のセラミックベアリングは主にZrO2、Si3N4、SiC三つ材質で取扱っており、磁性絶縁・電気絶縁・耐摩耗・耐腐食・自己潤滑・耐寒耐高温などがその特徴です。尚、保持器はほぼPTFE、PEEK、NYLON採用しますが、お客様の要望により保持器を無くす仕様でも承る。
ZrO2シリーズ
磁性絶縁・電気絶縁・耐摩耗・耐腐食・自己潤滑・耐寒耐高温の特長で、セラミック材料は過酷な作業環境に適応する。外輪・内輪・転動体は全員Zr02シリーズを採用する。保持器はほぼPTEE使用するが、ガラス繊維増量したナイロン66(GPRA 66-25)や特殊工程用樹脂(PEEK,PI)でも承る。
Si3N4シリーズ
外輪・内輪・転動体はSi3N4セラミック材料を採用する。保持器は主にPTEEを使用する。客先の要求によりGRPA66-25,PEEK,PIなどでも承る。Zr02シリーズよりSi3N4は更に高速度回転・高負荷・高温環境に適応する。また、Si3N4材料により高速度・高精度・高剛性の精密系主軸が作成できる。
保持器を無くす仕様
保持器無くした結構で標準品より多めに転動体ボールが入られたため、ラジアル耐荷重が強化される。また、保持器の使用材料の制限も無くしたため、構成部品全員がセラミック製で更に耐腐食・耐高温効果が果たせる。唯、溝部の外周面側と内周面側で転動体ボールが入れる穴が設けられたため、高速回転やラジアル荷重高いの使用条件がある程度で限られる。
セラミック材質の保持器
セラミック材質の保持器は耐摩耗・耐腐食・耐強度・自己潤滑特性に優れ、真空・腐食性強・極な高低温など過酷な使用条件に適応する。作成によく使用する材料はZr02です。
希土類セラミック材料性能対照表
性能 | 単位 | 炭化ホウ素B4C |
窒化アルミニウムAlN |
酸化アルミニウムAl2O3 | ジルコニアZrO2 | 窒化ケイ素Si3N4 | 炭化ケイ素SiC |
密度 | g/cm3 | 2.4-2.51 | 3.7-3.99 | 5.5 | 6 | 3.2 | 3.2 |
硬度 | kg/mm | 2700-3200 | 2300-2700 | 1470-1500 | 1300-1500 | 1700-2700 | 2350-2450 |
耐折曲強度 | Map | 350-400 | 300-400 | 700 | 1000-1500 | 900 | 450-800 |
耐圧強度 |
Map | 1800-2500 | 2800-3500 | 2000 | 2000 | 3500 | 2250-3000 |
強靭度 |
Map.m-3/2 | 6 | 2-4 | 5-6 | 11 | 7 | 4-5 |
ワイブル分布 | Gpa | >7 | >10 | >15 | >15 | >6 | |
弾性率 |
Gpa | 407 | 260 | 210 | 320 | 410 | |
ポアソン比 | 0.2 | 0.23 | 0.3 | 0.26 | 0.16 | ||
熱膨張係数 | x10-6/℃ | 4.5 | 6.5-8.6 | 9.4 | 10.5 | 3.2 | 4.3 |
熱衝撃性 | △T℃ | 200 | 470 | 250 | 500 | 350 | |
抵抗 | CM2 | 0.3-0.8 | >1014-1016 | >1010 | >1010 | >1014 | 100~2 |
ZrO2シリーズ